大和ハウスが作業員8割削減へ ロボットが家をつくる時代がやってくる!

あなたが、ふと通りかかった工事現場。どうやら家を建てているようだ。
中をのぞいてみるとそこには…ロボットが家を建てている…文句ひとつ言わずに。

こんにちは、YU-8です。

あなたはこのような光景を想像できますか?
ロボットが家を建てる時代がいよいよ現実になりそうです。

大手メーカー「大和ハウス」が、現場作業員を8割程度削減すると発表しました。
今後どうなるのか、自分なりに解説していきます。

大和ハウス工業が作業員8割削減を発表

2019年12月5日の産経新聞の記事です。

 

大和ハウス工業の芳井敬一社長は5日、大阪市内で産経新聞などのインタビューに応じ、住宅施工現場の作業員を8割程度削減することを目指して、ロボットや人工知能(AI)を活用した実証実験を開始する方針を明らかにした。

建設業界では少子高齢化などを背景に人員不足が深刻化している。

芳井社長は「2、3年後には実施し、業界全体で活用できる仕組みまで拡大したい」と強調した。大和ハウスは施工現場の省力化に向けて社内でアイデアを募集。約3千件集まり、このアイデアをもとに具体的な実証実験の内容を討議する作業部会をすでに設置した。

芳井社長は「ロボットやAIを活用するために相当な金額を投じる。

施工現場は8割程度の無人化が可能で、現場の働き方改革にもつながる」と語った。デジタル技術を使って作業員の健康管理を強化し、作業効率も高めるという。

参考文献:産経ニュース 大和ハウス作業員8割削減へより引用

結論から言いますと「大工さんがいらなくなる」ということです。
現場作業員8割削減はそうとらえるしかありません。

この背景には、どのような理由があるのか深堀りしたいと思います。

AIロボットを導入する理由

理由は3つあると思っています。

  1. 少子高齢化による人手不足
  2. 作業の効率化
  3. さらなる人件費の削減

少子高齢化による人手不足

ほとんどの業種で騒がれてる人手不足。特に、建設業などの職人系の仕事では問題になっています。
私も、林業をやっていますがとにかく平均年齢が高いです。知っている業者さんで、平均年齢70歳のチームもあります。
若者が入らず、年配の方たちが引退していくのでこれからもっと激化していきます。

日本の人口は、2060年には8877万人にまで減ると言われており、当然のことながら労働人口も減ります。

この問題を解決する手段として「AIロボットの導入」があるのです。
実現できれば、現場とロボットを管理する人がいれば良いので人手不足問題も解決します。

作業の効率化

どの業種もそうですが作業の効率化は必須であり、効率があがれば当然利益があがります。
建設現場においては、昔と比べると機械化が進みました。
トラックから始まり、クレーン、ショベルカーなど色々な機械を入れることで効率化を図ってきました。

材料の変化もあげられます。木造建築において、昔の大工さんは現場で柱の長さを測って切っていましたが、最近では「プレカット工法」に変わっています。
メーカーごとに材料の規格が決まっており、製材工場であらかじめ加工してある材料を使用します。

現場では「はめ込むだけ」で家が建つようになり、プレカット工法により大工さんの加工する時間、人件費が削減できました。
そして、ミリ単位で加工する技術もいらなくなったのです。

効率化が進むと、工事期間が早くなり家が安くなるなどの消費者側のメリットも増えますよね。

さらなる人件費の削減

私は、これが1番の狙いではないかと思っています。
建設業では、工種にもよりますが人件費の占める割合は20~25%です。

材料費は変わらないので利益を出すためには人件費を削るしかありません。
ロボット化は、初期投資が掛かりますが長い目で見れば利益は出ると思います。
ロボットは、疲れないし熱中症にもかからない、文句も言わないので喧嘩する事もありませんから効率が段違いにあがります。
労働災害もなくなるかは分かりませんが、減少しますので保険代なども削減できます。

ロボット化でさらなるコスト削減が可能になるのです。

林業もやばい?無人重機の導入

大規模な災害復旧工事では、無人の重機を遠隔操作して行う無人化施工が導入されています。

東日本大震災や熊本地震においても、この無人化施工が活躍しました。
操縦室で複数のモニターを見ながら操作し、危険な区域に侵入してがれきの撤去作業などが安全に行えます。

来年の春には、5Gも導入されてさらに精度が上がります。 5Gの関連記事はこちら「5Gが人体に与える健康被害」

この技術がもっと発展すれば、私がやっている林業も「作業員削減」なんてことも十分あり得ます。
木を切ったり、丸太を運んだり、山の中に道をつくるのも全て自宅で行う日がくるのでしょうか。
考えてみると面白いです。

まとめ

記事を書いていて「さみしいな」と思ってしまいました。
やっぱり人間が思いを込めて作った「モノ」ってあたたかいですよね。

家や机や服など、あげればたくさんたくさん思い浮かびます。子供が描いた絵とか最高です。
そういう「あたたかいモノ」が少なくなっていくのはさみしいです。

しかし、今後どの業種においてもAIロボット化が進み「人間の仕事」がなくなっていきます。

その中で、私たちは生き残っていかなければなりません。

時代の「変わり目」についていくことができなければ取り残されどうにもならなくなってしまうでしょう。

5年後、10年後の未来はだれにも分かりませんが、今から少しずつでもいいので対策をしていきましょう。

それでは少し暗くなりましたが、Have a nice day!!

 

 

 

 

 

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